本日は、オリエントのオーバーホール(分解清掃)を行っております。オーバーホール(分解清掃)は機械式時計のみではなく、電池式時計も行いますが、お客様に説明する上で、機械式時計って専門用語ってあまり聞きなれない言葉も多いと思います。その1つとして「歩度」ってきいた事はありますか? 「歩度」について解説 時計の「歩度」とは1日(24時間)あたり何秒進み、または遅れがあるかという事で、精度や日差とも呼びます。計測をはじめ24時間後に24時から5秒進んでいれば、歩度は+5秒、また日差は+5秒いう表現になります。高精度な電池式(クオーツ式)腕時計と比べ、機械式腕時計はよく遅
腕時計が壊れた場合、真っ先に思い浮かべるのは修理費用だと思います。選択肢としては自分で修理?時計屋さん?ホームセンター?家電量販店(ヨドバシカメラ・ヤマダ電機)?などなど。その中で一番費用が抑えられるのは、自分で修理することです。 腕時計の修理に100均で買った商品は使えるのか? 今回は修理費用を最小限に抑えるために、腕時計修理のプロ目線でお勧めできる、100均(ダイソー・Seriaなど)で買った商品「お手軽メンテナンス用品(電池交換、クリーニング)」を一部紹介いたします。 注)あくまで専用の工具ではないので自己責任でお願いいたします。 メリットについて 1.(費用) 腕時計を修
時計の電池交換は高いと思った事はないでしょうか?そこで年間件数72000本腕時計を修理する弊社が、作業工程を交えながら「電池交換」について解説いたします。 メーカーや時計修理会社に腕時計の電池交換を依頼すると高いと思う理由とは? 電池交換や修理の費用が高いと思う場合、何かを基準にしているはずです。 高いと思う基準 腕時計の電池交換は自分でもできる。 電池の単価や作業を基準にすると高い。 ホームセンター、家電量販店などを基準にすると高い。 クオーツ式の時計をお持ちのお客様の中にも、自分で電池交換作業をした経験がある方もおられるかと思い
時計修理を自分で行うメリット・デメリット まず初めに時計修理を自分で行った際のメリット・デメリットを考えてみました。 メリット 費用を抑えることができる。自分の必要なタイミングと頻度で修理できる デメリット 修理に対して保証がつかない。修理に時間がかかる。専門知識がないため、修理方法を調べる必要がある。 弊社で行っている時計修理(オーバーホール)の方法 メーカーや修理業者で実施する場合、費用は必ずかかってきます。自分で時計修理を行う場合も、修理工具の購入には費用がかかりますが、業者依頼よりもコストが抑えられるため、『費用を抑えたい人』『業者に依頼する時間がない人』など多いと思いますが、まず初め
私は、この時計業界に入り、時計の販売、パーツ管理、見積もり、そして修理と 約18年間様々な時計を目の当たりにしてきました。 時代の流れもあり、ウェアラブルウォッチやスマートフォンが支流となる昨今、 世界全体のウオッチ全体の生産個数は、年々低下しているのが、現状です。 時代に流されることなく、時計を生産し続ける一貫性の業務をしているメーカーは本当に凄いと思います。 少しだけ脱線しますが、さまざまな時計のブランドがあるのはご存じでしょうか? 皆様も一度は耳にしたことがあるブランドは、某家電量販店のアナウンス等で独特な世界各国の言葉でお馴染みの
「約8分に1本、年間72000本」これは私たちが現在、時計修理を行っている数です。 現在に至るまで20年とわずかではございますが、私たち「株式会社テクノタイムサービス」はお客様の大切な時計を日々修理しております。 そのテクノタイムサービスの創業メンバーで、現在専務取締役である 諸井 氏にお話しを伺ってみました。 諸井専務にインタビュー ー読者に向けてかテクノタイムサービスの簡単な自己紹介をお願いします。 諸井 氏:株式会社テクノタイムサービスは2000年10月創立の時計修理会社です。 場所は横浜市
おはようございます。 厳しい寒さは残るものの、時折春のやわらかい空気が心地よく感じます。 春といえば桜、そして出会いや別れ、入学や卒業をイメージする方が多いのではないでしょうか。私も、現在勤めている時計修理会社に入社したのも春でした。 そこで春をテーマに、自社が誇る時計修理士に、「どうして修理士になったのか」聞いてみたいと思います。今回「KAWASE 氏」にお話しを伺っております。季節的にまだ就活を行っている方もいると思うので、少しでも参考になれば嬉しいです。 KAWASE氏にインタビュー ー読者に向けて簡単な自己紹介をお願