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腕時計のオススメは、電池式と機械式のどっち?

2022.06.28
コラム

 この質問は、時計販売店でよく聞くフレーズです。絶対に機械式(メカニカル式)が良い、または電池式(クオーツ式)が良いと意見が分かれそうですが、私の意見は、どちらも正解ではないと思っています。それは、どのポイントを重要視して購入を考えいるかによって答えは変わるからです。

 そこで今回は、それぞれの特徴やオススメな人について紹介します。

 

この記事で分かる事

機械式時計の特徴やオススメな人

 機械式時計とは、ゼンマイを巻き上げ、巻き上げられたゼンマイがほどける力を動力源として動く時計ですが、電池式の腕時計と比べた際に機械式時計の特徴やオススメな人は下記の通りです。

 

 

機械式時計の特徴

1.(商品価格が高い)

 機械式時計は、約80個の部品から多いもので1000個をこえるパーツで構成し、電池式の腕時計と比べ複雑です。また、内部に配置された部品の精度は時計の精度に直結し、高精度な時計になると、職人が手作業で組み上げるので大量生産できません。電池式時計と比べると精度が高く、複雑な時計ほど価格の幅は大きいのが特徴です。

 

2.(ゼンマイを巻き上げないと時計が止まる

 機械式時計は、ゼンマイがほどける力を動力源として時計が駆動します。一般的なモデルだと、全巻き状態で約40時間駆動します。ゼンマイが、ほどけると時計が止まり、時間や日付がズレるため、時計を使用するタイミングで巻き上げと時間を合わせをする必要があります。腕時計の使用頻度が低い方や、腕時計を複数本お使いの方は、時計が止まり、時間を合わせも頻度が高くなります。

 

3.(精度

 機械式の腕時計の精度は、一般的なモデルで日差±20前後ですが、高精度モデルになると日差−4〜+6秒です。1日単位で数秒ズレるのが前提のため、時間がシビアな仕事をしている方にはおすすめできません。

 

4.(メンテナンスに関する事

 機械式時計の場合、一般的にオーバーホール(定期メンテナンス)推奨期間は3~5年周期と言われています。機械式時計・電池式時計に問わず内部の部品には油が塗られていますが、特に機械式時計は、部品を動かす力が大きい分摩擦が大きく、油の消費が早く、油の消耗を放置したまま使用すると、部品の動きの妨げや部品摩耗による時計の故障につながります。
 オーバーホールの費用は、複雑で部品数が多い機械式時計の方が、費用が高くつきます。
費用感や頻度で見ると、機械式時計の方が、持続的なコストかかります。

 

 

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機械式時計がオススメな人

 電池式時計と比べると機械式時計は、コストが高く、精度が低く、止まりやすい事から実用的なメリットは小さい機械式時計ですが、機械式時計は、定期的なメンテナンスを怠らない限りずっと使い続けられる可能性があります。品質が高い時計は機械式・電池式問わず商品の価格が高いので、わざわざ高い腕時計を購入し、将来ずっと使う事ができる可能性がある時計を求めている方に機械式時計をおすすめです。
 また機械式時計は、電池式時計が生まれる前、1960年代にスイスで時計の精度を競うコンクールがあり各社がしのぎを削っていました。あれだけ小さな腕時計の中に技術者の膨大な研究が詰まっていて、芸術品的な価値が機械式時計にはあります。
 機械式時計は、人生の節目や大切な人に贈り物として時計購入をお考えの方にはおすすめです。

 

 

電池式時計の特徴やオススメな人

 電池式時計とは、電池を動力源として動く時計ですが、機械式の腕時計と比べた際に、電池式時計の特徴やオススメな人は下記の通りです。

 

 

電池式時計の特徴

1.(商品価格が安価)

 電池式時計は、1969年に世界初のクオーツ腕時計、セイコークオーツアストロンの発売時は車と同等の価格でした。今では技術も進み、機械式時計に比べて部品数も少なく構造もシンプルがゆえ、大量生産が可能で安価になっていきました。

 

2.(電池が切れない限り動き続ける

 電池式時計は、電池を動力源として時計が駆動します。近年では、セイコー・シチズン・カシオの国産3社では、文字盤を光に充てて充電するソーラー式やスマートウォッチのようなUSB充電式などの充電池を採用しているモデルもありますが、一般的な電池式時計は、1度電池交換すると約3年間ほど動き続けます。
 腕時計をあまり付けない方や腕時計を複数本お持ちの方でも、つけるタイミングに時計が止まっている事が少なく、あまり気にする必要がないのでとても便利です。

 

3.(精度

 電池式時計は、一般的なモデルで月差±20前後で、高精度モデルになると年差±5前後のようなほぼ時間に狂いがない時計もあります。また、近年だと電波時計といった毎日電波を受信と補正し、1秒も狂わない時計もあります。電池式時計は、壊れていない限りあまり時間のズレは気にならないです。

 

4.(メンテナンスに関する事

 電池式時計の場合、機械式時計と違ってオーバーホール推奨期間というのはありませんが、機械式時計と同様に内部に油が使用され、長年使用すると油の渇きから作動不良を引き起こします。電池の消耗が早くなったり、精度不良などある場合は、オーバーホールをおすすめします。
 電池式時計のオーバーホールの費用は、機械式時計と比べると費用が安価です。時計のモデルによりますが、国産のブランドだと約1万円から行っている商品が多いのが特徴です。

 

 

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電池式時計がオススメな人

 機械式時計と比べると電池式時計の特徴は、コストが低く、精度が高く、ほぼ止まらない事からコストパフォーマンスが良いですが、電池式時計は、世界で初めてセイコーが開発し、世に生み出しました。中でも電池式時計のグランドセイコー9Fのムーブは、圧倒的な品質を誇る機械で、最高級クオーツ時計と言われ、ステータス性に文句なしの電池式時計です。
 基本的な腕時計に求められるスペックを見ると、世界の中で特に時間に厳しい日本では、実用性が高い、ビジネスシーンで使う腕時計をお考えの方におすすめです。

 

 

まとめ

 今回は、機械式時計と電池式時計について、それぞれの特徴やオススメな人について書いてみて、どのポイントを重要視して購入を考えいるかによって、答えが変わる理由がお判りいただけましたでしょうか?

 一例としてロレックスは特に人気があります。ロレックスは、機能性やデザイン性などとても優れた時計ですが、時間の狂いが一切許されない仕事と向き合っている方には不向きです。

それぞれの特徴を知った上で、適切な腕時計を見つけてください。

 

 

 

 

 

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