お気に入りの時計は長く大切に使いたいものですが、やはり経年によってあちこちに不具合が出るのは仕方がありません。特にベルトは時計の中でも壊れやすいパーツに当たるため、交換を考える機会も多いでしょう。腕時計ベルトは、「どの素材を選ぶか」「どのようなデザインを選ぶか」によって、同じ時計でも与える印象を大きく変化させるアイテムです。 当記事では時計ベルトの主な種類4つとその特徴、ベルトを交換する方法・注意点を解説するため、ぜひ参考にしてください。 時計のベルトにはどのような種類がある? 時計で交換できるベルトは定番のものから一風変わったものまで、素材・デザインともに多種多様です。どのベルトを選ぶかで時
お気に入りの腕時計を「長く大切に使い続けたい」と考えるときに欠かせないのがオーバーホールです。オーバーホールは、人間の定期検診や自動車の車検に例えられるくらい、腕時計にとって重要な作業に当たります。しかし、実際の作業を目にする機会は少ないため、なぜ重要で、どのような作業が行われるのかよく分からない人もいるでしょう。 当記事では、腕時計におけるオーバーホールの必要性と作業工程の概要、メーカー正規店・修理業者それぞれに依頼する場合の費用相場を解説します。 時計のオーバーホールとは? 時計のオーバーホールとは、腕時計を本格的に整備する一連の作業を指す言葉です。腕時計のムーブメントすべてを分解し、部品
2022年現在、ロレックスやパテック フィリップなどの高級機械式時計が盛り上がっている中、平行してアンティーク時計も人気があります。アンティーク時計を購入する際、現行モデルの時計と違い価格が定まっていないのでしっかりと下調べする必要がありますが、現行モデルの時計より安価で購入する事ができます。そんな魅力があるアンティーク時計ですが、現行モデルの時計との違いや使用する上で気を付けるポイントを紹介します。 この記事で分かる事 アンティーク時計とは? アンティークとは捉え方がさまざまですが、一般的に電池式時計(クオーツ式)が生れる前、機械式時計が主流だった時代(1970年以前)の時
本日は、オメガの分解清掃をしています。 時計のオーナー様は、時計を購入して使い始めてからメンテナンス(分解清掃)を一度もしたことがないとの事で、部品の摩耗が進み、内部の部品交換を含む分解清掃の作業しています。定期的にメンテナンスしていれば、部品は摩耗しないのかというと、そうではありませんが、摩耗をおさえる事は可能です。 そこで今回は時計内部の部品交換について話します。 メンテナンスしないと部品は摩耗するの? 機械式時計は、約80個の部品から多いもので1000個をこえるパーツで構成されています。その内部の部品と部品の間には油が塗られています。 油は、部品と部品の摩擦を軽減
本日は、ライトポリッシュ(外装仕上げ)を行っております。 時計の外装仕上げは、内装修理と違ってオプション修理ですが、最近だと個人で時計販売(メルカリ、ヤフオク!)もはやっているので、外装仕上げを考えている方も多くいらっしゃるのはないでしょうか。その仕上げについて解説いたします。 「研磨」ってどういう時に依頼する? 研磨とは、時計のケースやベルトについた使用キズを取り除き、購入当初の輝きを再現いたします。ご依頼いただくケースとして、時計を査定する際は、その時計が本物、相場、状態をみます。店頭にいるスタッフのほとんどが修理技術者ではないため、その状態とは外観で外観が
時計の電池交換は高いと思った事はないでしょうか?そこで年間件数72000本腕時計を修理する弊社が、作業工程を交えながら「電池交換」について解説いたします。 メーカーや時計修理会社に腕時計の電池交換を依頼すると高いと思う理由とは? 電池交換や修理の費用が高いと思う場合、何かを基準にしているはずです。 高いと思う基準 腕時計の電池交換は自分でもできる。 電池の単価や作業を基準にすると高い。 ホームセンター、家電量販店などを基準にすると高い。 クオーツ式の時計をお持ちのお客様の中にも、自分で電池交換作業をした経験がある方もおられるかと思い
時計修理を自分で行うメリット・デメリット まず初めに時計修理を自分で行った際のメリット・デメリットを考えてみました。 メリット 費用を抑えることができる。自分の必要なタイミングと頻度で修理できる デメリット 修理に対して保証がつかない。修理に時間がかかる。専門知識がないため、修理方法を調べる必要がある。 弊社で行っている時計修理(オーバーホール)の方法 メーカーや修理業者で実施する場合、費用は必ずかかってきます。自分で時計修理を行う場合も、修理工具の購入には費用がかかりますが、業者依頼よりもコストが抑えられるため、『費用を抑えたい人』『業者に依頼する時間がない人』など多いと思いますが、まず初め
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